睡眠について⑧

体温で

入眠後の最初の90分に深い眠りにつくための2つ目のポイント。

「湯船につかろう!」です。

人間は健康時、睡眠時に深部体温(内臓などの温度)が低くなり臓器を休ませ、覚醒時には高くなり活動を維持します。
逆に皮膚温度(手足などの温度)は睡眠時に高くなり、覚醒時に低くなります。
その深部体温と皮膚温度の差は、覚醒時は2℃以上。睡眠時は2℃以下になります。

深部体温は上がった分だけ大きく下がろうとする性質があります。

入浴がおすすめ

40℃のお風呂に15分入り深部体温を上げ、上がった深部体温が入浴前の元に戻るまでの時間は90分ほど。その後さらに深部体温は下がります。

寝る90分前に入浴を済ませておくと深部体温と皮膚体温の差が2℃以下になり、入眠の質を高めます。

お風呂に入って体温を上げ、90分後には上がった体温が下がるので、それから睡眠に入れば最初の90分に深い眠りにつけるようになります。

疲れていても湯船につかる方が睡眠にの質は上がります。
どうしても湯船につかることが難しい人は、足湯や熱めのシャワーを浴びて体温を上げるように心がけましょう!